素晴らしき「お助け人」~天野先生のひとりごと~

 

  9月15日第4回目の「あさお子育てフェスタ」が開かれた。

 “子育てするなら麻生区で~安心・楽しい・助かる~”をテーマに開催されているイベントである。協力団体は、保育園、幼稚園、子育て支援団体などである。

  「参加するからには風の谷幼稚園としての特徴をだそう」とアレコレ考えて“親子で作る木製の動く車”を初回から出し続けている。

 オモチャ売り場を覗けば、様々に工夫された色とりどりのオモチャが所狭しと並んでいて、子どもにとってオモチャは“買って貰うもの"になっている。そんな中で、自分のために親が作ってくれた“オモチャ”はきっと新鮮に受け止められるのではないかと考えたのである。

 本体と4つの車輪の木片をそれぞれ紙やすりで磨き、車輪を本体に釘で打ち着けて出来上がりという簡単な工程なのだが、初めての人にはアドバイスが必要。そのため、7人の教員たちはフル回転して対応することになるのだが、なにせ人手が足りず“ちょっと待ってね”が続出してしまった。

  せっかく来てくれた親子を待たせたくないと氣を揉んでいる時に、通りかかった卒園児(1年生)2人が、「手伝おうか」と助っ人に入ってくれた。

  これが実に見事で、相手の親子を見たうえで、アドバイスをしたり手を貸したりしているのだ。かゆい所に手が届く様な対応ぶり。

  幼稚園時代、「困っている仲間には手を貸す」を当たり前として育てて来たことが、こんなところで役に立っているのかと大感激だった。

  今年は事前に「助っ人」の希望を申し込んできたのは1人だったが、始まってみたら小学2年生から6年生まで総勢7人もの“お助け人”が参加してくれていた。手がすくとチラシ配りに出かけて行く。先生の役に立つ仕事をするのが楽しくてならない子どもたちだった。

  「幼稚園を卒園した2年生です。」「この子は3年生になった卒園児です。」とお助け人を紹介すると、どの人も驚いたような表情をする。そして帰りには「とても親切に教えてもらいました。ありがとうございました。」と温かな眼差しを残して行ってくれた人が沢山いた。

  何とも誇らしく嬉しい時間であった。
 

やすりがけはこうやるんだよ