これまでの紙工作で、いろいろな物を作ってきた鳥組(年中児)の子どもたち。
「鳥組が持っていた円盤とかカメラを見て、花組(年少児)がいいなぁって言っていたんだよね。」と先生が話すと、
「じゃあ作ってあげよう!」
「お店屋さんごっこをして売ってあげようよ!」と子どもたちは去年のお店屋さんごっこを思い出しました。
何のお店屋さんをするか案を出し、今まで作ってきた切り紙、円盤、二重円盤、笠帽子、コップ、カメラ、トラック、ロボットの品物を作ってお店屋さんをすることになりました。
それぞれのグループに分かれ、品物づくりが始まりました。
今まで獲得してきた技術が活かされ、「喜んでくれるといいな。」「これ、売れるかな。」と花組のことを考えながら一つ一つ丁寧に作っていきました。
円盤や二重円盤を色鮮やかに塗り残しなく塗ったり、ロボットに目をつける工夫をしたり、自分で考えた車を作ったりと、それぞれの工夫も交え、3日間の品物づくりを通してたくさんの品物ができました。
いよいよお店屋さんごっこ当日です。登園後、それぞれのお店の看板づくりをしました。
お店屋さんごっこに必要な机も、この日初めて自分たちで運びます。鳥組にとっては重い机ですが、やる気に満ちた表情で協力し合って運んでいました。
品物を見えやすいように並べ、準備ができたところで花組を呼びに教室へ行き、「中庭でお店屋さんごっこをするから来てください!」と元気に伝えました。
いよいよお店屋さんが開店です。
お金の代わりの瓶の王冠を手に、花組は目を輝かせて品物を買いに来ます。
「いらっしゃい!いらっしゃい!」と鳥組の元気な声が中庭に響きました。
花組にやさしく対応する鳥組たち。品物もどんどん売れていきます。
気に入った品物を手に入れて、うれしそうな花組です。
風組も後から買いに来てくれ、品物は完売!鳥組の子どもたちは大喜びでした。
最後の片付けも自分たちで行い、教室に戻ってからは梅ジュースで乾杯です。
その後、買った品物で嬉しそうに遊ぶ花組の姿がありました。
そんな花組の姿を見て、鳥組の子どもたちは達成感でいっぱいでした。