竹馬ー”できない”を乗り越えて自信をつけるー

1月、風組(年長児)が竹馬に取り組み始めました。この竹馬は、自分のお父さんが手作りしてくれたものです。登園すると、重い竹馬を肩に背負い教室の前のデッキから中庭まで運ぶ子どもたちの姿が毎日見られました。


風の谷幼稚園では、ただ竹馬に乗ってみるということではなく、取り組む過程で”できないことを乗り越えて子どもたちに自信をつけさせる”というねらいがあります。

竹馬は前傾姿勢になることで重心の位置がつかめるようになるため、初めは竹馬に乗った状態から前に倒れかけ、先生が支えるというのを繰り返します。先生を信頼しているからこそ成り立つ方法です。


前傾姿勢に慣れてきたら、竹馬で歩いてみます。

その子の重心がどこにあるかによって、先生は支え方を変えています。

竹馬に夢中になって毎日取り組む子もいれば、遠ざかってしまう子もいます。そんな時、先生は「やらないとできるようにならないんだよ。」と厳しい言葉を伝えます。様々な気持ちを持ちながらも竹馬に取り組みに来るようになりました。うまくバランスが取れずに落ちてはまた乗ってみる、というのを諦めずに真剣な表情で何度も繰り返します。ついに数歩歩けるようになると、子どもも先生も本当にうれしそうな表情をしていました。

子どもたちは、中庭の端から端まで歩けるようになると、それぞれ次の目標に挑戦します。支えがない状態から竹馬に乗ってみたり、上り坂に挑戦したり、園内を一周したりと、夢中になって取り組んでいました。

竹馬に乗りながら巧みにボールを蹴ります。
いつもより3倍高さのある竹馬に乗ってみます。
上り坂にも挑戦です。

できないことに逃げずに取り組み、乗れるようになったことで自信がつき、さらに“次はこうやってみよう”と自分から様々な技に挑戦し、技術を高めていきました。卒園を前に物事に取り組む確かな力を付けました。

見学会予約・問い合わせ先
風の谷幼稚園
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