この日は、トラック作りです。
笠帽子の後、コップやカメラなど立体の物を作ってきた子どもたち。
トラックは最も工程が多く、紙工作の集大成になります。
風の谷幼稚園では、作業の前に先生が作り方の一通りの流れを話します。これは、話を聞いて、理解してから行動に移すということを大切にしているためです。そうすることで子どもたちは自分の頭で考え、主体性をもって作業を進めることができます。
トラックの作り方を聞いた子どもたちは、運転席と荷台になる箱を選び、それぞれ黙々と作業を始めました。
必要のない道具は戻し、ごみは捨て、机の上をきれいにしながら作業を進めていきます。紙工作を通して、道具の管理の仕方も身に着けてきました。「使ったら戻す」ということができるようになってきた子どもたちです。
作業中、「わからなかったら仲間のを見たり聞いたりすればいいんだよね。」と先生は声をかけます。
また、タイヤの円がまんまるにならない子には、「紙はたくさんあるからやり直せばいいんだよ。」と前向きな声かけをします。
わからない時は仲間のを見たり聞いたりすればいい、うまくいかなかった時はやり直せばいい、次の手段を考えていくことで子どもたちは問題解決の力をつけていきます。
トラックが完成した子から、デッキで走らせて遊んでいました。
最後は片付けです。
作業が終わったら、必ず道具の数を数えます。
各グループ7人ずつのため、使った道具が7つずつあるかを確認し、戻しました。
紙工作を通して、様々なことを身に着けてきた子どもたちです。
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