跳び箱

風組(年長児)になると体育活動で跳び箱に取り組みます。
跳び箱は、両足で踏切り板を蹴って、跳び箱の前方に両手をつき、足を左右に開いて跳び越えるという、いくつもの体の動きを一瞬で行います。これは自ら身体を意識的に動かせるようになる事を目的としています。

子どもたちは踏切板、跳び箱、マットと順番に並べ、班ごとにリーダーの掛け声で準備体操をします。終わった班から一列になって他の班が準備ができるのを待ちます。

先生が跳び箱を跳ぶときにどういうことに気を付けたらいいのか聞くと「手を揃えて前につく。」、「踏み切り板を強く蹴る」と答えていました。

最初は三段から始まりました。
先生から言われた通りに跳べている子、だいたい跳べている子、苦戦している子と様々でした。

次に、先生から「跳べない仲間がどうやったら跳べるようになるか、みんなで教えてあげてほしいんだ。」との掛け声で班ごとに仲間へ教える時間が始まりました。

跳べる子を中心に踏み切る時の強さや、踏み切る場所、 手をつく位置の手本を見せながら伝えていました。
教わっている子は仲間が教えてくれる一つ一つの動作を何度も真似していました。

次に四段、五段の跳び箱も設置されました。
子どもは自分が跳びたい段数の前に並びます。
一段増えただけで、踏み切りのタイミングがずれてしまったり、手をつく場所がずれてしまい尻がぶつかってしまう子が出てきましたが、そういう子は確実に跳べる段へ戻り自身の跳び方を確認していました。

跳び箱は自分が跳べたら終わりではありません。跳べない仲間がどうしたら跳べるようになるかを考え、どのように手本を見せたり、声をかけたりすればよいのかを子どもたちなりに工夫して関わる姿がみられました。
教えた仲間が跳べたとき、自分が跳べたときよりも喜んでいる姿が見られました。


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