4月初め、新学年への期待を胸に、新年度が始まりました。
花組(年少児)、鳥組(年中児)と様々な経験をして成長し、最年長となった風組(年長児)の子どもたち。風組としてまず取り組むのが、花組を迎える準備です。
始業式が終わると、明日入園してくる花組(年少児)を迎えるにあたり、自分たちが花組だった頃、どんな気持ちだったか先生が聞きました。
「お母さんに会えなくて寂しかった。」
「でも、風組が遊んでくれたよ。」
「泣いていたらティッシュで拭いてくれた!」
と、少しずつ花組時代のことを思い出し、新しい花組のためにできることを考えました。
そして幼稚園の内外を見て回り、花組にとって大丈夫かどうか点検をしました。すると、入園式をする舞台や廊下、ロッカーが汚れていること、子どもたちが駆け回る斜面に枝が落ちていて危ないことなどに気づきました。

そこで、1班は斜面の枝を集める・ウサギのえさを集める。2班は廊下と靴箱を拭く。3班はデッキを拭く。4班は花組の教室の掃除・粘土を丸める。このように班ごとに分かれて、作業を始めました。
”自分たちが風組になる”、という意識を前年度から高めてきた子どもたちなだけに、遊ぶ子はおらず、どの子も張り切って花組のために働きます。自分たちで様々に見て考えて掃除を進めていきました。




新しい粘土も、花組が使いやすいように一つ一つ丁寧に丸め、斜面の枝も花組が危なくないようにたくさん拾いました。


その後、入園式で花組のために伝えたいことを決める話し合いをし、入園式で贈る歌も歌い、大忙しの子どもたち。その活動一つ一つを通して、風組になったんだ、という意識が深まり、花組のことを思う気持ちも強くなったようでした。
