6月の後半、風組(年長児)は川崎市多摩区の生田緑地にある「日本民家園」に遠足に行きました。施設内に一歩入ると様々な古民家が並び、昔の日本にタイムスリップしたようでした。
まず「敷居を跨ぐ」という意味を先生から聞き、実際に敷居を跨いで建物内へ入りました。
古民家を見学しながら、昔の日本の生活のこと、住居のこと、道具のことを先生から教えてもらいます。初めて見る物に、「これは何?」と興味津々の子どもたち。油屋さんの建物では行燈、薬屋さんの建物では百目だんすや薬研、他に大八車やかまどを見て、1つ1つ名前を覚えていきました。
また、建物によって屋根の葺き方が違うことを知りました。
薬屋さんは石置き板葺き屋根、油屋さんは火事になった時に燃え広がらないよう瓦屋根、他にも茅葺き屋根がありました。
偶然、ボランティアの方が囲炉裏に火を起こしており、みんなで火を囲む経験もさせていただきました。事前に幼稚園で「ふるやのもり」の絵本を読んでいた子どもたち。絵本に出てきた囲炉裏や梁を思い出し、実際に見る事で知識を深めていました。
外へ出ると「つるべ井戸」があり、昔はこれで水を汲んでいた事、加賀千代女の俳句『朝顔に つるべとられて もらい水』も先生から教えてもらいました。
別の建物では縁の下をみんなで覗き、“縁の下の力もち”のことわざの意味を理解しました。
最後に船頭小屋の前で先生から童謡「船頭さん」を教えてもらい、みんなで歌ってみました。
民家園をじっくり見学した後は、お弁当を食べ升掛山に登りました。
そして最後に頂上にある遊具で思いっきり遊び、充実した一日となりました。