2学期、子どもたちは『のりもの』の活動をしています。
『のりもの』活動を通して乗り物への興味関心を育てます。
風組(年長児)は、乗り物の歴史を学びます。
古くは人間がモノを担いだり押したりしながら運んでいた時代から始まり、その後は道具や動物を使って運搬していたことを知りました。
絵本を読んでもらった後、この日は実際に『コロ』を使ってモノを動かしてみるという実験をしてみることにしました。
まずは子ども5人が乗った板を一人で引いてみることにしました。
全く動きません。
子ども3人で引っ張っても動きません。
なかなか動かないため、先生が丸い木の棒を並べました。
これが『コロ』です。
(※コロとは重量物を運搬する際、荷の下に敷き、転がして移動させるために使う円柱形の道具のことです)
『コロ』の上に板を敷き、子どもを7人乗せました。
それをたたった2人で引っ張って移動させることができました。
大人のように重量があっても、ある場所からある場所へ物を動かすことのできる『コロ』の実験は見事大成功!
実際にやってみると『コロ』の素晴らしさもわかり、昔の人の知恵に驚いた様子でした。
続いて先生が出してきたのは、今の『のりもの』の原点とも言える『おかご』です。
「乗ってみたい!」「担いでみたい!」と子どもたちから次々と手が挙がり順番に担いでみることにしました。
重さを分散し、少ない人の手でも運ぶことのできる昔の道具『おかご』にも、興味を持った子どもたちでした。
実体験を通し『のりもの』への興味はどんどん広がっていきます。
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