夏休みに入ってすぐの7月の晴れた日、風組(年長児)は三戸浜遠足に出かけました。
三戸浜への遠足は、コロナ禍に入り中止していた活動のひとつです。
この日を楽しみにしていた風組の子どもたちは2班に分かれバスで、三浦半島まで出かけました。バスを降りると心地良い潮風が吹き、海の香りに包まれました。
砂浜には、手伝いに来てくれた卒園のお父さんお母さんたちがタープを張って準備をしてくれていました。
早速荷物を置いた子どもたちは2班に分かれ、ライフジャケットを着用してから、先生と一緒に海辺の探検に出発です。
先生が、子どもたちを率いていくのは、『潮だまり』。
潮だまりにはいろいろな生き物がいます。
波打ち際に座ってみると、穏やかな波が打ち寄せます。
初めて海に入る子どももいて、先生につかまりながら、慎重に入っていきました。
その後は順番にカヌーにも乗りました。カヌーをこいでくれたのは同窓のお父さんです。少し沖まで出て陸を眺めると、仲間たちが小さく見えます。このような貴重な体験が出来るのも同窓の方のご協力があってのことです。
昼ご飯はタープの下で、海を眺めながらのお弁当。
お腹を空かせた子どもたちは、おにぎりを勢いよく頬張ります。
お弁当を食べながらも気になっていたのは、ゴザの周りの白い貝殻。
先生は「これは宝貝だよ。昔はこれをお金として使った事もあるんだよ!」それを聞いて、宝貝を探し始める子どもたち。
ガラスが波に揉まれ、砂利などに当たって削れてできた色とりどりのシーグラスもありました。
たくさん体を動かした子どもたちは、帰りのバスでは心地良い揺れの中ぐっすりと寝てしまいました。海風の吹く気持ちの良い三戸浜での貴重な体験は子どもたちの記憶に深く残ることでしょう。