『のりもの』の活動を通して、人の力で運んでいた時代から、機械で動く『のりもの』へと変化していく様子を学んできた子どもたち。
この日は日産新百合ヶ丘店の方にご協力頂き、電気自動車の見学をしました。
まず、話がよく聞こえるように準備しておいたスピーカーのスイッチを入れると、マイクの音がでないことに先生は大慌て。電池を入れ忘れたことに気がつき、どうしようか…と困っていると、電気自動車から電気を貰うことができ、無事に音がでました。(この流れは日産の方と先生が事前に打ち合わせをして、わざと電池の入っていないスピーカーを準備しています。)電気自動車は電気を沢山ためられるため、他へ電力を分けることも出来るそうです。
ガソリン車が主流となっている今、なぜ電気自動車ができたのかをわかりやすく絵を見ながら説明を聞きました。
CO2が沢山排出されることで地球温暖化が起き、環境が崩れてしまい大きな問題となっていること、CO2を出さないために太陽や風力など繰り返し使うことが出来る、再生可能な自然エネルギーを使って発電をしようとしていること。
今はまだ普及していない電気自動車も子どもたちがお父さんお母さんの年齢になる頃には、電気自動車の利用率100%を目指しているとのお話も聞け、環境問題についても考える大切な時間にもなりました。
この後、早速班ごとに電気自動車(日産リーフ)に乗せてもらいました。
発車時の音の静かさ、揺れの少なさを体感しました。
子どもたちが一番驚いたのは自動駐車です。駐車するタイミングで運転手のお姉さんの手はハンドルから離れます。しかし車は動き続け握っていないハンドルがぐるぐると回る様子に大興奮でした。
その間他の子どもたちは、もう一台の電気自動車(日産アリア)の車内を見せて貰いました。
電気自動車はエンジンルームが無いため、車内がその分広くなっているそうです。
車内を見た後は、ガソリン車との違いを探し合いました。
現代の『のりもの』に触れ、次世代への環境を守るため電気の大切さも学び、“節電”の約束もした子どもたち。
帰り道では「電気自動車欲しいね!」「あそこにある車は日産だね!」と車の話で持ちきりでした。
次の日の昼休み、太陽の力をエネルギーにして動かす車、ソーラーカーを見ました。
「車の上についている板をソーラーパネルといって、ソーラーカーはソーラーパネルから太陽のエネルギーを電気に変えて走るんだよ。」と先生。
滑り台の下で車から手を離してみますが動きません。次に日の光が当たるところに置くと、ゆっくりと動き始めました。
子どもたちはソーラーカーは、太陽のエネルギーを得て、走ることを学びました。
地球に優しいCO2を出さない自然エネルギーを知った子どもたちでした。