今年度1回目の天野先生による教育講座が行われました。
子育て中の親であれば誰もが知りたいと思う、子どもとの接し方。
教育講座は、教育者の目線から子育てについての話を聞くことのできる貴重な機会でもあります。
今回の講座内容のひとつであった、手をつなぐ大切さ。
時々目にする親が子の手首を掴んで歩く光景。
これは“手をつなぐ”ではなく、子どもの行動を制止する、つまり拘束となるのです。
手のひらと手のひらを合わせてつなぐことで、子どもの安全確保はもちろん、子どもの心の動きが伝わってくるもの。
ちょっとした握り方の違いに、喜び、悲しみ、緊張や不安といった心が表れます。
毎日手をつないでいるからこそ、いつもと違うな、と感じることができ、
手の表情を読み取ることで、子どもが親に身を委ねられる関係ができるようになるのです。
手をつないで幼稚園へ通う親子に
「限られた時間にしかできないことだからこそ大切にしてほしい」 天野先生は日々そう伝えている。
毎日なんとなく“手をつなぐ”ではなく、信頼関係を築いている貴重な時間なのだと
その大切さを改めて確認できた講演会でもありました。