入園式から1週間が過ぎた日、入園を祝う会が行われました。
花組(年少児)は風組(年長児)にお世話をしてもらったおかげで、泣く子がいなくなり、元気に登園できるようになりました。
そんな風組に、花組の先生からお礼の言葉が伝えられました。
「風組が折り紙を折ってくれたり、滑り台で遊んでくれたり、色々とお世話をしてくれたよね。だから、花組で泣いている子がいなくなったよ。ありがとう。」
その言葉を聞いてうれしそうな表情の風組です。
“もっと幼稚園を好きになってもらいたい”という思いから、花組のために作った色とりどりの風車。プレゼントする前に、風組から言葉が贈られました。
・花組と鳥組がもっと幼稚園を好きになってほしいと思って風車を作ったよ。
・風車はたんぽぽ広場で渡してあげるね。
・風車は危ないから人に向けないでね。
・風車は腕を伸ばして走るとよく回るよ。
・風車が壊れたら風組が直してあげるからね。
・今から「世界中の子どもたちが」の歌を歌うから聞いてね。
その後、先生たちから「金太郎」の劇が披露されました。先生たちの力強く面白い演技に花組も楽しそうな表情でした。
劇の後は、たんぽぽ広場へ移動しました。
たんぽぽ広場へ初めて行く花組。風組がしっかりと手をつないで連れて行きました。
途中、茂みを怖がる花組に「風組がいるから大丈夫だよ。」と優しい言葉をかけてあげます。
たんぽぽ広場に到着すると、風組から花組一人一人に風車が手渡されました。
色とりどりの風車にうれしそうな表情です。
一列に並び、教えてもらったように腕をまっすぐ前に伸ばし走ってみると、風車がよく回り、思わず笑みがこぼれます。
再び花組と風組が手をつないで園に戻り、最後に自分のマーク印を押してもらいました。
“もっと幼稚園を好きになってもらいたい”という思いで開いた「入園を祝う会」。花組が入園する前から教室などの掃除をし、入園後は一人一人お世話をした1週間。喜ぶ花組の笑顔を見て、達成感があったことでしょう。