風の谷幼稚園での絵を描く機会は、子どもたちが好きな時に自由に好きな絵を描く自由画、行事や出来事の絵をイメージして描く生活画、そして風組(年長児)になると、観察画を描く機会が増えます。
観察画は、鳥組(年中児)から始まる畑仕事の中で、種をまき、芽がどんなか、葉や茎はどのような形なのか、どのように成長していくのか、作物の様子を目や手触りで確認してから絵を描きます。また体を描く時は、先に体の色々な部分を動かしてみる活動を行います。子どもたちはそのような経験を活かして自分の手と体で認識し、確かにする事でより実物に近い形で描けるようになります。
今回はあじさいの絵を描きます。
まず、先生が絵を描くときに使う道具の説明をし、準備をします。
その後、先生があじさいの花びらの付き方に関心を向けます。あじさいは小さな丸い芯のような花のまわりに花びらのように見えるがくがある事を、実際に花を見ながら観察します。子どもたちは真剣に話を聞いていました。
説明の後は自分たちで描き始めます。
花の色合いも、何色と何色を混ぜれば表現できるのか試しながらやってみます。
教室に優しい色合いのあじさいが咲きました。