じゃがいも掘り②

最初にじゃがいもを掘り終えた鳥組(年中児)。
そしてその後に、花組(年少児)と風組(年長児)が畑を出発しました。



〜鳥組の様子〜
花組の時は風組が手をつないで励ましてくれましたが、今回は鳥組同士、仲間と支え合いながら1.5kmの帰り道を進んでいきます。言葉のかけ合いは少ないものの、隣りにいる仲間のことを思いながら、互いに歩くスピードを合わせて慎重に歩いていました。先頭を歩く先生は後ろにいる子どもたちの様子を常に確認しながら、その時々で前向きな声かけをします。先生の一つ一つの言葉が子どもにとって励みとなり、強い意欲を持ち続けることに繋がります。




〜花組と風組の様子〜
花組にとってはただ歩くだけでも大変なアップダウンの激しい道のりを、更にじゃがいも入りのリュックを背負いながら歩きます。今にも泣き出してしまいそうな気持ちを、歯を食いしばりながら我慢する場面も見られました。そんな花組としっかり手を繋ぎ、寄り添う風組。手を離してしまう花組には、「ちゃんと手を繋がないと危ないよ。」と優しく声をかける姿もありました。自分のリュックの重さに耐えながら、しっかりと責任を持ち続けていました。




「重たい。じゃがいもを減らしたい。」
「でも家族みんなに見せてあげたい。食べさせてあげたい。」
「1個だけ減らそうかな。」

子どもたちが経験するこういった葛藤は、心を強く成長させます。また、沢山持つことで動けなくなると皆の足も止めてしまうことなども経験し、自分の持てる分を最初に見極めて調整できるようにもなっていきます。

園に着くと風組は自分たちのリュックを下ろし、
再び花組と手を繋ぎ、教室まで連れて行っていました。
係りのお母さん方が蒸かしてくれたじゃがいもは、
大人のげんこつほどあるものも。
「自分で掘ったから美味しいね!」

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