箱電車 -分析する力-

2学期、鳥組(年中児)は木工作で「箱電車」を作ります。
「今日から箱電車を作ろうと思うんだ。」と先生が伝えると「作りたい!」と子どもたち。連結させた箱電車を見て目を輝かせます。

この活動では、与えられた材料にただ釘を打つのではなく、まずは先生が用意した見本をよく見て、自分たちで見本と同じ板を選んで組み立ててみます。
板は全部で4種類で、長さは同じ、厚さと幅が違う板が2種類あり、見本と同じ形を作るには見本を分析し自分が作った物と見比べることが大切です。

わからなくて困っている子、「できた!」と思っても板の厚さが違う子など様々です。
そんな時、先生はすぐに教えるのではなく「見本をよく見て、同じ物を作るんだよ。」と伝えます。そうすることで、物事をよく見て分析する力を育てます。

分からない子がいたら仲間同士助け合い、全員が見本と同じ板を揃えることができました。

その後やすりがけをし、次の日から釘打ちが始まりました。今回初めて自分たちで釘抜きもすることになりました。
打つ場所を先生が伝えてから作業開始です。驚くほどの集中力で、力強く打っていきます。

最後は車軸にタイヤを付けて完成です。
タイヤ部分を打つ時には、この作業で一番長い6.5㎝の釘を使います。釘が長い分、斜めになってしまうこともあり、集中力がさらに必要になります。曲がったところを自分で直したり、釘抜きを使ったりすることで、“うまくいかなかったらやり直せばいい”ということを体に染み込ませていく子どもたちです。


出来上がった子から、中庭でうれしそうに走らせて遊んでいました。

その後は、それぞれが発想力を働かせ、電車のほかにも踏切りや信号、駅などを自分たちで作り、鳥組だけのジオラマが出来ました。

見学会予約・問い合わせ先
風の谷幼稚園
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