風組(年長児)の子どもたちがえのき広場で遊んでいると、長いさつま芋の蔓が落ちていました。
さつま芋の蔓で大縄や電車ごっこをして遊び出しました。しばらくすると去年の風組が『電車ごっこ』をして、自分たちや花組(年少児)を乗せてくれた事を思い出した子どもたち。
自分たちも『電車ごっこ』をやってやりたい!と先生に話しました。
話しをしていく中で、どうやって電車は動いているのか、駅ではどんな仕事があるのか、疑問に思った子どもたち。「それならば駅見学に行って色々なことを調べてこよう!」と、唐木田駅の駅見学に行くことになりました。
栗平駅まで歩き、まず駅では自分のお財布からお金を出して切符を買います。
切符が買えたら、切符を自動改札に通します。
切符を買って、自動改札に通した経験がほとんどない子どもたち。そのため自動改札に切符を入れたまま、取り忘れて通過してしまう子もいましたが、仲間が声をかけ無事切符が取れました。
電車に乗って栗平から唐木田駅まで向かいます。
唐木田駅に着くと、駅や電車で働く多くの小田急電鉄の方が出迎えてくれました。
その姿に子どもたちは大喜びです。挨拶をしてからそれぞれのクラスに分かれて見学です。
通常は小田急電鉄の社員の方しか入れない駅事務室の中に特別に入れてもらいました。
中ではサービス係の方が、券売機の裏側を開けて説明してくれました。
列車運行管理装置を見ながら働いている方もいました。
それからさらに奥には小田急で働く方の泊まる部屋やお風呂を見せてもらい、滅多に見ることのできない世界に興味津々の子どもたちでした。
次にホームに向かいました。
ホームでは、アナウンスはどのようにするのかを実際やってみせてくれました。
駅員さんが安全を確認し、旗を振って車掌さんに合図を出すことによって、長い列車も安全にドアの開け閉めができることが分かりました。駅では駅員さんが働いていて、どんな仕事をしているか、運転手さんと車掌さんの役割やしっかり連携することが大切なこともわかりました。
また、帽子の形や線の多さや色などでお仕事が分かれていることがわかりました。
実際に切符を切る経験もさせてもらいました。
昔はこの穴の空き方を見て、どこの駅かが分かるようになっていたということで、改札鋏痕表も見せてくれました。
今日の駅見学で、電車を安全に運行するために誰がどのように働いているのか、どのような道具を使っているのか、を実際に見て学んだ子どもたち。幼稚園に戻ると、電車ごっこを早くやりたくて仕方ない様子の子どもたちでした。