2回目の班別活動では、お風呂ごっこをしました。
お風呂の入り方や体の洗い方を知ったり、周りの人への気遣いを学ぶ機会でもあります。
頭に浴用タオルを乗せて、『かぜぶろ』と書かれた先生お手製ののれんをくぐります。


お風呂に入る前には、脱いだ服はたたみます。毎月体重測定の時にも同じようにやっているので、自然と脱いだ服をたたむ習慣が身についています。
汚れを落とし、お湯の温度に体を慣らすために、まずは「かけ湯」をします。「周りの人にお湯がかからないようにするんだよ。」と聞いて、そっと肩からお湯をかける仕草をしていました。
次に浴用タオルをせっけんで泡立てて、体の上から順に洗っていきます(せっけんに見立てた木製ブロックを手に、「本物のせっけんみたい。」と嬉しそうにタオルとこすり合わせていました)。
先生が、耳のうしろ、首、肩、と順に体の部位を伝えながら洗う様子を見て、子どもたちも見よう見まねで洗います。丸くなって仲間の背中の洗いっこをしたときは、歌いながらたくさんの笑顔が溢れていました。最後に浴用タオルの泡を洗面器の中でふり出す仕草をしてから、シャワーを頭からかけて湯船に入ります。

周りの人にお湯がかからないように、そっと湯船に入ります。「いい湯だな~♪」と歌いながら、気持ちよさそうな表情をしている子どもたちを見て、先生も思わず笑っていました。
お風呂から出るときは「あがり湯」をかけ、浴用タオルで体の水分を拭きとってから脱衣所にあがります。「次の人が気持ちよく入れるように、お湯やバスタオルを汚さない、できるかぎりバスマットを濡らさないといいよ。」そんな先生の話を真剣に聞きながら、子どもたちは体や足の裏までも拭いていました。
”お風呂ごっこ”を通して、家庭でのお風呂の入り方が変わった子もいたようです。
自分の体をきれいに洗ってさっぱりする感覚や、周りの人を気遣って行動することの大切さを身をもって感じていた子どもたちの”お風呂ごっこ”。何よりも仲間と一緒にお風呂に入ることが楽しくて、嬉しそうな笑顔が溢れていました。


