風の谷幼稚園の2021年度がスタートしました。
この日、風組(年長児)では初めての風組集会が開かれました。
風組集会とは、風組全員が集まって歌を歌ったり、遊び(フォークダンスや手遊び)などをする会です。また、風組が年長児として、他の学年をリードしながら活動を進めていくための話し合いをする場にもなります。
この日は先生から
『水曜日に花組(年少児)が入園すること』が伝えられました。
そこで自分たちが入園してきた時のことを思い出してみました。
「幼稚園が楽しみだった」
「お母さんと離れたくなくて泣いちゃった」という意見には
「私も!」「僕も!」と子どもたち。
「その時風組は大丈夫だよ、と声をかけてくれた」
「上履きを履くのも手伝ってくれたよ」
「帽子とカバンのかけ方も教えてくれた」
風組がしてくれた事を思い出していくうちに、今度は自分たちが花組に何かしてあげたいという気持ちになった子どもたち。
花組が入園してくる前に危ないところはないか、準備するところはないか、園の中を点検してみることにしました。
ロープをくぐって道路に出たら危ない、などの『危ない事』は、花組は知らないから教えてあげようねと子どもたちで確認し合いました。
また、準備が整っていないところは風組がすることにしました。
しばらく使っていなかった教室は、窓の桟までしっかりと拭き上げました。
また、机には袋に入ったままの四角くて硬い粘土が置いてありました。
このままでは花組が遊べないので、遊びやすいように丸めておくことにしました
。
その他にも、デッキの雑巾がけ、うさぎのえさを集める、危ない枝などを拾う、という作業も行いました。
自分たちが『花組だったら・・・』と考え、花組のために行動していくことで、年長児としての自覚が育っていきます。