二学期の花組(年少児)の取り組みとして“ねことねずみ”という鬼ごっこがあります。
ねこ役がねずみ役を捕まえるという内容です。
■ねことねずみのルール■
・ねずみの陣地は二つあり、かけ声を合図にもう片方の陣地に全員で逃げ込む。
・ねこは、ねずみが陣地に逃げ込む前にタッチして捕まえる。
・タッチされたらねこになり、今度はねずみを追いかける。
・最後まで残ったねずみは『早足ねずみ』(チャンピオン)となる。
この日、“ねことねずみ”を経験したことがある鳥組(年中児)がお手本を見せることになりました。
ねこ役に3名が選ばれ、それぞれの陣地で合図を待ちます。鳥組にとって久しぶりの“ねことねずみ”は、子どもたちの表情も様々です。「早くやりたい!」とワクワクした気持ちが溢れ出る子ども。「絶対に捕まらないぞ!」と緊張感を持っている子ども。皆、気合い十分で、今か今かとその時を待ちます。
「こわ~いねこがやってくる! 逃げろ!逃げろ! それ逃げろ!」
合図となる歌が終わると、一斉に陣地から飛び出します。
鬼ごっことしての動き方が確かになっている鳥組。ただ逃げるのではなく、どこにどうやって逃げたら捕まりづらいかを自分で予想を立てながら逃げている様子でした。
そして実際に花組がやってみると、タッチするつもりが掴んで離さず相手が困ってしまったり、ねこがねずみの陣地に入り込んでタッチしてしまうという場面もありました。先生は、繰り返しルールを伝えていきます。1度目が終わり2度目ともなると、今度はねずみ役になるのを嫌がったりタッチされて涙がこぼれてしまう等、遊び方を理解した上での気持ちの変化がありました。
花組の“ねことねずみ”はまだ始まったばかり。これから回数を重ねていきます。捕まった時の悔しさ、最後まで逃げ切った時の嬉しさを数多く経験することで、これからどんどん進展していくことでしょう。