風組(年長児)のこいのぼりをつくった日の午後、滑り台前で「手形こいのぼり」の準備する風組の姿がありました。
この手形こいのぼりは、開園当初、絵筆を買い揃える資金がない中で、園長の天野先生が子どもたちの“手”があればウロコ模様のこいのぼりができる、と考えたのが始まりです。それ以来、毎年子どもたちの手形でこいのぼりが作られています。
風組は教室に集まり、これからやることの確認をします。
先生「手形を押すのは?」
子どもたち「花組(年少児)と鳥組(年中児)!」
先生「風組がすることは?」
子どもたち「教えてあげる!」
先生「よし!じゃあ花組と鳥組を呼びに行こう!」
自分たちがするべきことをしっかりと理解し、花組と鳥組の教室へ向かいます。
全員揃い、先生からの説明です。
「風組がこいのぼりを作ったんだけど、花組と鳥組も一緒にできないかな?と考えて、手形なら一緒に作れるね、となったから一緒に作ろうね。」
風組は花組と手を繋いで手形を押すのを手伝います。
花組の気持ちを考えながら優しく接する風組の姿がたくさん見られました。
色とりどりに子どもたちの手形が押され、元気なこいのぼりが出来ました。
出来上がったこいのぼりに歓声が上がります。
最後の片付けまでが風組の役割です。「誰か手を貸して!」と声をかけるとさっと駆け寄り、仲間同士助け合う姿が見られました。
自分たちの役目をしっかりと行った風組でした。
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