2月の最終週の2歳児保育『たんぽぽ』は、尾根道の入り口に集合し、片道およそ45分、真光寺公園の途中の河津桜が咲く広場まで親子で歩きます。
毎年、年度末には尾根道を歩いて真光寺公園に行きます。この道は、往復およそ5㎞の林道で、突出した木の根っこがあったり、高低差もいろいろです。
この日は天候にも恵まれ、歩き始めると、真っ白い富士山の雄大な景色が親子を迎えます。
お母さんは、むき出しになった木の根っこに気を付けながら歩く子どもの手を握り、声をかけながら、一緒に歩いていきます。
途中、枯れている木を伐採中の場所があり、ドサッっと大きな音を立てて木が倒れる様子を見ることができました。
階段や、上り坂、下り坂があり、足元は不安定ですが、先生がのかけ声に合わせて親子で一生懸命歩きます。途中、休憩では水分を取って、お母さんに一度抱きしめてもらい、子どもたちの足取りも自然と軽くなりました。
篠竹の林を抜けると、高台から満開の河津桜が見えました。
「さぁ、桜を見ながらおにぎりを食べよう!」と先生が親子に声を掛けます。
沢山歩いたのでお腹も空き、おにぎりはすぐに食べ終わってしまいました。
ゆっくりとした後は、同じ道を再び歩いて戻ります。
一年間、2歳の子どもと母親で手をつなぎ、自然の中をたくさん歩いて心を通わせる大切な時間を過ごしてきました。この次は、真光寺公園までの道のりを歩きます。春は目前です。