梅雨の晴れ間のこの日、風組(年長児)が町田市にある小野路城址へ遠足に行きました。
幼稚園から徒歩で鶴川駅まで向かい、そこから路線バスに乗り「小野路」というバス停まで行きます。
さらにそこから40分程歩くとようやく目的地に到着します。
日差しは強くても木々に囲まれた道のりは涼しく、時折吹く風が心地良い場所です。
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「神社が見えてきたよ!」と先生
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力強い足取りの子どもたち
本丸跡地につくと最初に神社に向かいお参りをします。
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「今日一日遊ばせてください」
まずは神社の奥に荷物を置き、周りがどうなっているのかを調べに行きます。
すると、崖のような急斜面があらわれました。早速みんなで登ってみることに。
前日の大雨で斜面はつるつる、まるで滑り台の様です。
木の根、枝、あらゆるものにしがみつきながら頂上を目指す子どもたち。
先に上についた子は木の枝を使ったり、手を差し伸べ仲間を引き上げます。
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「この枝につかまって!」
登るとそこは神社のある場所でした。
次に、登ってきた道と違う方へ下りてみました。
すると、小町井戸と書かれた看板を発見。その昔、小野小町が病にかかり、この水で目を洗ったところ全快したという伝説があるそうです。
先生は説明と共に、小野小町の百人一首を読み上げました。
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「花の色はうつりにけりないたづらに~わが身世にふるながめせしまに~」子どもたちも一緒に読み上げます
それからさらに色々な道を散策し、小野路城址は神社を中心に道がつながっており、どの道に行っても必ず元の場所に戻る、と言うことがわかった子どもたちです。
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子どもたちが散策した本丸跡地周辺
そこで先生が「いいことを思いついた!」と子どもたちを集めました。
「これから班に分かれて探検するのはどうかな?」と提案すると
「行きたい!」「やったー!」と子どもたち。
でも約束は2つ
1つ目は必ず班全員で行動すること
2つ目は笛の音が聞こえたらここに戻ってくること
「わかった!」と早速班に分かれて散策です。
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どこに行くのかを話し合います。
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行くところが決まり早速散策へ
各々の班で斜面に行ってみたり、散策を楽しみながらも「先生の笛の音聞こえるかな」と、時々約束を思い出しながら行動する風組。
先生が笛を一回鳴らしただけで、子どもたちはあっという間に集まってきました。
気づくとお弁当の時間です。
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何度も遠足に行っている風組は自分たちですぐに準備ができます。
先生が冷やしたきゅうりの塩漬けをくれました。
汗を沢山かいた身体に塩分が染み渡ります。
その後も散策を続けた子どもたち、あっという間に時間は過ぎていきました。
そろそろ帰る時間です。
行きとは違う道を帰ります。
沢山歩き、沢山遊んだ一日。
疲れをものともせず、列が乱れたり、間もあけたりせずしっかりと歩き切った風組は、小野路城址を後にしました。