11月に入り冬間近の肌寒さを感じるこの日、全園児でさつまいも掘りに向かいます。
前日から先生から明日はさつまいも掘りと聞いていた子どもたちは、やる気に満ち溢れていました。
芋を入れるリュックを背負って、畑までの道のりを歩いて向かいました。
畑に到着し、先生から掘り方を聞いて早速掘り始めていきます。
さつまいも掘りは初めての花組(年少児)。前回のじゃがいも掘りとは違って縦に芋が埋まっているため抜き辛く、先生や仲間に助けて貰いながら一生懸命掘っていました。
今年で2度目の鳥組(年中児)は、手慣れた様子で黙々と掘り進めていきます。
そしてさつまいも掘りも今年で最後の風組(年長児)。袋いっぱいになってもまだまだ掘り足りず、他の畝へ移動し最後の最後まで掘り続けていました。
掘り終えた子どもたちは、リュックいっぱいの芋を背負っていよいよ園に戻ります。
風の谷の芋ほりは、
『掘りたいだけ掘っていい』
『自分が掘った芋は最後まで責任を持って持ち帰る』
『重くて下ろした芋は先生のものになる』
というルールがあります。
それを知っているからこそ、一生懸命背負って歩く子どもたち。
重い芋を持って歩く大変さを知っていて自分が持てる量を調整する子、とにかく沢山持ち帰るんだとリュックいっぱいにする子など様々ですが、家族のため誰かのために、自分が掘った芋を食べてもらいたい思いは子どもたち皆一緒です。
昨年泣いてしまった、重さに耐えかねて芋を先生に渡してしまったという悔しさが、今年こそは!と子どもたちの強い意志となっているようです。
重さに耐え、誰一人泣かず最後まで歩ききりました。
弁当の時間に、掘った芋で役員のお母さんが作ってくれたさつまいもの味噌汁を食べました。
ほくほくの大きなさつまいもが沢山入った味噌汁の美味しさに、疲れも吹き飛んだ子どもたちでした。