砂場前の山桜の蕾が膨らみ始めた3月の中頃。
風組(年長児)が卒園式を迎えました。

元気いっぱいな普段の様子とは違って、緊張した固い表情を浮かべる子もいれば、可愛らしいワンピースを着てにこにこと嬉しそうな子もいて、その表情は様々です。
それぞれの気持ちを抱えてお父さんお母さんと一緒に、最後の登園をします。





花々で装飾されたギャラリーを通り教室に向かうと、先生が一人ひとりの胸にコサージュを付けてくれました。

教室で式の始まりを待つ子どもたちはいつも通り賑やか。しかし、先生が席を外したとき、自分たちで声を掛け合って班ごとに並び始め、先生が戻ってくるのを待っていました。戻ってきた先生もそんな風組に「立派だね。さすがもうすぐ1年生だね。」と、声をかけていました。
式が始まると、ピアノの演奏に合わせしっかりとした足取りで、花組(年少児)、鳥組(年中児)、お父さんお母さんが待つ会場へとやってきました。
卒園証書授与では、名前を呼ばれると大きな声で返事をし、天野先生から一人ひとり声を掛けられながら証書を受け取りました。

そして、風組の歌では、幼稚園での春夏秋冬それぞれの活動を振り返る『思い出のアルバム(風の谷Ver.)』と、これからの新しい世界への前向きな気持ちを表現した『1年生になったら』の2曲を心をこめて丁寧に歌いました。

人には誠実に
物事には勇敢に
そして志を持って、人の役に立つ人として生きていって欲しい
先生たちから贈られた言葉をしっかりと胸に刻み、風組は風の谷から新しい世界へと羽ばたいていきました。
