美しく花と竹で飾られた会場。
みんなで集めた心のこもった花々は、春の訪れを身体いっぱいに感じさせてくれる飾りつけとなっていました。
花の中に迎え入れらて始まった風の谷幼稚園の生活が、花いっぱいに飾られた風の谷幼稚園から送り出されて、ピリオドを打ちました。
これからも、しっかり大きくなって欲しいという沢山の方々の願いを背に、子どもたちは飛び立ちました。
卒園証書を手にした子どもたちの顔は、晴れやかで凛々しい表情でした。
入園式の日お母さんから離れられず大泣きした人、風組のお姉さんお兄さんを泣いて困らせた人、何度言っても上靴のまま外に飛び出した人、気に入らないとわめくように泣いた人、いくら声をかけても知らんぷりしていた人・・・
そんな子どもたちが、小さい花組(年少児)の面倒を見、鳥組(年中児)には仕事の仕方を教え、自分の課題には真正面から向き合い、一つひとつ乗り越えるたびに“自分の力”として積み上げて来ました。どんなことにも怯まない強さを身に付けて風の谷を後にしました。
風の谷通信 NO.91、92(2018/3/15、3/17発行)より一部抜粋