七輪でするめ

3学期になり、最初のたてわり活動の日。
新しいたてわりグループの仲間と先生が発表されます。
「花組(年少児)、さあ立って。自分の先生のところに集まろう。」の声に、さっと動く花組の子どもたち。

「しっかり動けて立派だね」と先生。

「今日はおいしいものを食べるよ。」と言う天野先生に、「なんだろう?」と楽しみな様子です。
グループごとに集まったところで各教室に移動しますが、3学期入園で不安げな花組の子には、風組(年長児)が優しく手を引いて連れて行きます。

各グループみんなの顔が見えるよう、円くなって座ってから自己紹介を始めます。
自分のマークや好きな色、食べものを順番に話していき、共通する仲間がいると、「僕と同じだ!」と嬉しそうです。

お互いの身体をくっつける遊びやなべなべそこぬけ、じゃんけん列車などをして、仲を深めます。

肘と肘をくっつけよう。肘ってどこだっけ?
『なべなべそこぬけ』

この間に、天野先生と役員のお母さんたちが七輪で火を起こしていました。

昨年、たてわりでするめを食べた鳥組(年中児)と風組の子どもたちは、するめを見つけると、「あっ、するめだ!やったー!」と大喜び。初めて見る花組の子どもたちは、興味津々に眺めます。

デッキに移動して、七輪を囲みます。

「七輪は熱いから触らないよ」と言われ、じっと待つ子どもたち。

干して乾いたものと、一晩水につけて戻した2種類のするめを食べ、その食感や味の違いを比べます。

「するめはイカだね。イカって足が何本だっけ?」という先生の問いかけに「8本!」「10本!」と2通りの答えが出ました。
「じゃあみんなで数えてみよう。」と1本ずつ数えていくと、イカの足は10本だということがわかりました。

「足は10本だね」

七輪の網の上からはみ出るくらいの大きなするめを炙ります。
炙られたするめが丸まっていく様子に、「動いてる!」「踊ってる!」と大興奮。

炙られてくねくねと踊るするめに、「生きてる」「生きてないよ」
と言い合いも起きていました。

いいにおいがしてきたところで、みんなで「いただきます。」をします。
子どもたちは「硬いけど、おいしいね。」と、必死に顎を動かしていました。

2種類を食べ比べ、「どっちが美味しかった?」と先生が聞くと、
「硬い方!」「柔らかい方!」と好みが分かれます。

「噛めば噛むほど味が出るんだよ」と先生。
風の谷幼稚園では、最近は子どもたちが口にする機会が減ってきている硬い食べ物も、意識的に食べるようにしています。

「おかわりする人?」と聞かれると、「はい!」とたくさん手が挙がり、何度もおかわりをする子どもたちでした。

「おかわり!」

「またみんなで美味しいものを食べようね。」という先生の言葉に、「次もするめがいい!」と応えていました。

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