樹木は光の中で一斉に芽を吹き、葉を広げ、初夏の香りを運んできています。
新緑に染まる野津田の森に全園児で出掛けました。
野津田の森は、自然を生かしていろいろ工夫された公園で、年齢にあった楽しみ方ができます。
それだけに子どもたちの好奇心、冒険心、探求心を十分に満たせる内容を先生たちは考えています。
風組(年長児)は幼稚園から出発し、約2.5キロ先の鶴川駅まで歩いていきます。
そこから路線バスに乗って、野津田公園を目指します。
鳥組(年中児)と花組(年少児)は、栗平駅に集合し、そこから大型バスに乗って野津田公園に向かいます。
野津田公園に到着すると、活動の『拠点』に荷物を置いて、各学年に分かれ探検に出掛けます。
花組が先に探検に出発すると、歩いて公園に来た風組とすれ違いました。
しっかりとした足取りで、きれいに整列している風組の様子に花組は圧倒された様子でした。
風組は子どもたちが探検隊となり、隊長の先生を先頭に早速森の中を歩き始めました。
日頃からよく歩き鍛えられているため、足腰が強い風組。
道のない木々の間や急な斜面もどんどん進んでいきます。
森の中には様々な発見がありました。
『自分たちの活動圏は、自分たちで歩いて拡げる』
生い茂った草をかき分けながら、道なき道を突き進む子どもたちでした。
学年毎に探検を楽しんだあとは全園児が広場に集合し、歌をうたいました。
それから広場にある大木を囲んで、みんなでフォークダンスをします。
輪を作ったことのない花組が戸惑わないよう、風組が声をかけ、手を引いて連れていきます。
みんなで手を繋いでひとつの大きな輪になり、フォークダンスを踊っていると、
自分と仲間が繋がっているんだ、ということを実感できるような気がします。
フォークダンスを終えると、それぞれ『拠点』に戻りお弁当です。
花組はこの日初めて園外でお弁当を食べます。
敷物を敷いて、準備をします。
まずは先生の話を聞き、靴は自分の後ろに揃えて置いておくと、食べ終わったらすぐに靴を履いて遊びにいけること、水筒は前に置いておくといいこと、お弁当の袋はたたんでその上にお箸を並べるといいことなど
ひとつひとつ確認しながら準備していきます。
準備ができたらみんなで「いただきます!」
早々にお弁当を食べ終わった風組は、山の上まで登ってみると
山の下には鳥組が見えました。
山から拠点まで一周できることもわかりました。
鳥組も花組もお弁当を食べ終えると山に登ったりそれぞれの遊びを楽しみました。
広場や山を思いきり走り回り、沢山遊び、自然を満喫した一日になりました。