自分たちのこいのぼりをつくろう1~風組~

筍もそろそろ終わりになってきた四月の下旬、風組(年長児)は散歩も兼ねて、幼稚園の近くにある老人ホーム『金井原苑』の入り口にこの時期になると毎年泳ぐ大きな鯉のぼりを見に行きました。子どもたちが「屋根より高い~こいのぼり~。」と歌い出すと、風が吹いてきて元気よく泳ぎだしまさに「面白そうに泳いでる」姿をみることができました。

「みんなも風組のこいのぼりつくってみる?」と先生が言うと「あ!前の風組もつくってた!」「つくりたい!」と子どもたちから次々に声があがりました。

数日後、風組の教室では、どんな模様のこいのぼりにするかを話し合っていました。それぞれこいのぼりの形の画用紙に実際に自分たちで、デザインを描いていきました。

全員のデザインが完成したあとは、多数決で2種類のデザインを決めていきます。


「自分が一番いいなと思ったものに一回だけ手をあげる」ということになりました。
「あれ?何度も手を挙げている子いない?」「もう一度やり直しだー。」
多数決で決まったのはこのデザインです。
最終的に布を拭い合わせて一匹のこいのぼりになります。

翌日は、全長四メートルのこいのぼり型の布が用意され、デッキと教室に別れ、昨日選んだ二種類のデザインを鉛筆で下書きを描き込んでいきます。

「えー!こんなに大きいのー!?」

小さな画用紙のデザインを大きな布に描こうとするとバランスをとるのも大変です。先生が描いてくれた大きな目玉を基準にしながら模様を描いていきます。

下書きのあとは、黒いマジックでペン入れをしていきます。

「大きいと描くとこがいっぱいだね。」

いよいよ絵の具を使って色塗りです。絵の具が垂れてしまわないようにカップの淵で筆をしごき、ペンで描いた線をはみ出さないように塗っていきます。

色塗りを終えておしまいではありません。デッキや教室の床、廊下の雑巾掛けをするまでがひとつの仕事です。

塗り終わったこいのぼりは、日が良く当たる斜面でしばらく乾かします。

手形こいのぼりづくりへと続きます。

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