焼き芋

落葉の燃える匂いと、パチパチとはじける火の音と熱さ。目にしみる煙と立ち昇る白い煙、煙越しに見える仲間の姿。そして、焼きあがった芋の暖かさと甘く美味しかった芋の味。
風の谷で育った子どもたちが大きくなったとき、「焼き芋」と聞いてこんな情景を思い浮かべてほしいと願いながら、今年も火を焚きました。五感で味わう風の谷の焼き芋です。

前日に落ち葉をたくさん集める子どもたち。お母さんたちも枝を集めました。「おいしい焼き芋、できるかな」さつまいもを洗うのは風組の仕事。
落ち葉は、焼き芋をする広場まで子どもたちが運びます。「大丈夫?手伝おうか?」すれ違うときに、自然に声を掛け合う姿があちこちで見られました。さつまいもは、たてわりグループに分かれて新聞紙とアルミホイルに包みます。花組が戸惑っていると、やさしく教える風組の姿がありました。
パチパチと燃える落ち葉にどんどん投じられていくさつまいも。「こうやって持つと熱くないよ」ほくほくの焼き芋は、アルミホイルのまま上衣のお腹のところに包んで持ちます。焼きたてのほくほくとした甘いさつまいもを、口いっぱいに頬ばりました。