鳥組(年中児)や風組(年長児)になると、“グループ(班)ごとに並び、列で歩く”ことが確立されています。園から近いたんぽぽ広場や風の丘、畑に行く時にも、出発前に必ずグループ(班)ごとに並び、そして身だしなみを整えます。また、同じグループ(班)の仲間が揃っているのか、仲間の身だしなみが整っているのかにも目を配ります。「シャツが出ているからしまった方がいいよ。」「水筒忘れているよ。」等という子どもたち同士の声かけは、先生が居なくても自然と行われています。
10月初旬に行われた消防署見学では、川崎市麻生区にある麻生消防署までをスムーズに移動する鳥組と風組の姿がありました。園から最寄りの栗平駅まで歩き、電車に乗り新百合ヶ丘駅で降り、そこからまた少し歩くという道のりです。自分は誰の後ろなのか、前を歩く仲間との間があいていないかを意識して歩く力が身に付いています。

先生が切符を購入している間も、列を崩さず待ちます。

横断歩道を渡る時や駅のホームでは4列に並びます。
グループ(班)で動く為、素早く並ぶことができます。
花組(年少児)は散歩や遠足を繰り返す中で歩く力が積み上がり、長い距離を歩き切る力も身に付いてきました。2学期の終盤には、前を歩く仲間と間があいていることに自分で気づいて距離を縮めたり、中には、「〇〇ちゃん、間あいてるよ。」と仲間に声をかける様子も見られました。

今では歩きながらでもサッと避けることができます。

立派に歩く姿をお母さん・お父さんに見せることができました。

「あんなふうに跳びたいな。」と、目標が生まれた花組。
その後歩き出す姿は、心なしか背筋がピンと伸びていました。
その一方で、急に立ち止まり後ろを歩く仲間を困らせてしまったり、前を歩く仲間を追い抜いて列が崩れてしまう場面も時々あります。しかし、集団での活動を経験する中で少しずつ仲間意識が芽生え、仲間と列で歩く姿にも変化が見られることでしょう。
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