2学期も折り返しを迎える頃、動物の取り組みが始まります。
まず動物園見学遠足へ行き、各学年ごとに取り組みに合わせて動物の大きさや生態、えさや畜舎などを見ていきます。
動物園見学を終えた子どもたち。風組は自分たちの動物園を作ることに。
動物園作りは、どんな動物のいる動物園にするかを決めることからスタートです。決まったら動物作り、畜舎や柵、えさなどを作り、あとは動物園に必要な物を考えて作っていきます。
これらは約3週間の期間の中で作成し、完成を目指す風組の一大プロジェクトです。
動物園作りの初日、何の動物にするかを話し合いで決めていきます。
レッサーパンダ、マレーバクなど見学した動物の名前があがる中、見ていない動物の名前もあがりましたが、見ていないものは具体的に作れないので、見た動物だけに絞っていきました。
あがった中で自分が作りたい動物に1人1回だけ手をあげていき、12種類の動物が残りました。
しかし12種類もいると動物園がぎゅうぎゅうになってしまいます。又、1人だけしか手があがらなかった動物は、作りたくても作る物が沢山あり1人では作業が大変になるため、他の動物に回ったり、人数が多いところは少ない所に回るなど、皆が納得できるまでじっくり話し合い、ようやく8種類の動物とグループが決まりました。
動物園作りはグループでそれぞれが意見を出し合い、作業を分担したり協力し合って作り上げる活動でもあります。
そしてグループごとに集まってどんな畜舎を作るかを話し合い、皆で共有し合えるように設計図を書いていきました。
動物作り開始です。
まずは動物の“骨組み”を作ります。動物に合った木片に手足や頭になる部分はアルミ線に小さなステップルを打って作っていきました。
骨組みが完成したら次は“肉付け”です。紙粘土を骨組みにつけて動物を形にしていきます。
動物の図鑑や写真を見たり、「走ってる姿にする!」「獲物を狙ってるところにする!」など子どもたちは思い思いの動きを作っていきました。
それぞれの特徴を捉え、本物そっくりな動物が出来ました。
肉付けが終わると、それぞれの動物を何処に配置するか場所を決めます。
入場して最初に目に入る動物は何が良いか、草食は肉食に食べられてしまうから離しておいたほうがいいなど意見を出し合います。「あとは動物園にあるものは?」と先生に聞かれて、「レストラン!」「トイレもいるね!」など動物園に遊びに来た人たちが利用する物も作っていくことに。
動物園作りもいよいよ活動始動です。