新入園児が幼稚園に慣れてきた四月中旬、「入園を祝う会」がひらかれます。風車を回すのにぴったりのいい風が吹いています。
「入園を祝う会」が始まると、花組の先生たちから、風組の人たちのおかげで泣く人がいなくなったことや、カバンや帽子の掛け方を教えてくれたので今では一人でできるようになったことなどの報告があり、風組の子どもたちへ感謝の言葉が贈られました。うなずきながら聞いている風組の子どもたちの顔は満足そうな表情でした。
その後フロンターレのグラウンドへ移動して、風組が作った風車を回しました。
小さな花組や鳥組に思いを馳せ、具体的に関わることで、風組の子どもたちは風組らしくなっていきます。
花組や鳥組の事を想って作った風車・・・
風組が作った色とりどりの風車で飾られた会場で、みんなで歌いました | 風組から花組へお祝いの言葉を贈ります | 先生たちによる「おおきなかぶ」の劇をみんなで楽しみました |
フロンターレへの移動は初めての花組。 風組がしっかり手をつないでリードします。 | 「それっ!」風組からもらった風車を手に, 花組が走りだします。 うまく回せない時は風組が教えてあげます。 | 「まわった!」 くるくるとよく回る風車に大喜び |
鳥組も夢中で走ります | 風車の修理係は風組。 「すぐ直してあげるね」 | 園までの道のり、風組が花組の風車を預かって、さりげなく車道側を歩きます |
『入園を祝う会』が近付いたこの日、風組は、花組や鳥組にプレゼントする風車を作りました。
前回自分の風車を作った時を思い出して、花組や鳥組に喜んでもらえるように、きれいに作ろうと真剣に取り組みます。昨年鳥組での紙工作を通して積み上げてきた力が発揮された風車作りです。
紙の角と角に定規をあてて、慎重にまっすぐの線を引きます | 納得のいく直線が引けるまで、何度も消しゴムで消しては引き直します | 線に沿ってはさみで切ります。曲がらないように集中して切っていきます。 |
とがった竹串に気をつけながら、1枚1枚丁寧に羽を作っていきます。 | 出来上がった風車を試し回し。 「よし!よく回るぞ!」 | 想いのこもったきれいな風車がたくさん出来上がりました。花組や鳥組に渡すのが楽しみです。 |
入園式
色とりどりの花で飾られた幼稚園で行われる入園式。温かい拍手の中、期待と不安が入り混じった表情で新入園児が入場します。この日のために、在園児は新しい仲間をどう…
8. 年長が年少に優しくできるのはなぜ?
グランドからの帰り、奈々子ちゃんと手をつないだ風組(5歳児年長クラス)の広貴くん。どうしても前の子との間が空いてしまいます。「広ちゃん、間をあけないようにね」…