梅もぎ

清々しい初夏の日差しが心地よいこの日、子どもたちが楽しみにしていた『梅もぎ』が行われました。

まず最初に梅畑へ向かったのは花組(年少児)です。花組は初めての『梅もぎ』です。助太刀に来てくれているお父さん達に抱き上げてもらい、梅の実を一つ一つもいでかごへ入れていきます。

もぎやすいように枝を下げてもらい、自分の手で梅をもいでいきます。
落ちてくる梅を見上げながら一生懸命拾っていく花組の子どもたち。

次にやってきたのは鳥組(年中児)です。先生やお父さん達が木を揺すったり、長い支柱でたたいたりして落ちてきた梅の実をすごい速さで拾っていきます。落ちた梅が頭や体に当たるのも『梅もぎ』の醍醐味として楽しんでいました。

「背中に当たったー!」と落ちてくる梅が体に当たるのが面白い様子でした。

最後は風組(年長児)です。一足先に来ていた花組と鳥組を見て、「早くやろうよ!」と気合十分です。
風組は木登りも軽々とやってのけ、高いところにある梅ももいでいました。

木登りもお手の物です!

今度は″梅ひろい競走″を風組クラス対抗で行うことにしました。
赤と白に分かれて落ちた梅をどんどん拾っていき、コンテナに入れていきます。まるで運動会のように楽しんだ子どもたちです。

どちらが多く梅を拾えるか!負けないぞ!
手では沢山持てないので、帽子に入れて運んでいました。
子どもたちがもぎ、拾い集めた梅がコンテナ一杯に。

沢山の梅を持ち帰り、さっそく梅ジュースを作ります。
先生が梅を洗い、水分が残らないように丁寧に拭いた後は、梅のヘタを子どもたちが竹串で取り、穴を開けていきます。穴を沢山開けると沢山エキスが出て美味しくなるよと先生が伝えると、一生懸命穴を開けていました。

梅の処理も初めての花組。
細かな作業も一つ一つ時間をかけて丁寧に行っていました。
梅もぎ3年目の風組は作業も手早くなります。

穴を開け終わると、瓶に梅と白砂糖を交互に入れていきます。

「梅に雪が降ってるみたい!」と子どもたち。

蓋をしたら瓶を横にして梅に砂糖が馴染むようにゴロゴロと転がします。
「美味しくなーれ!美味しくなーれ!」と、子どもたちの声が各教室から聞こえてきました。

美味しい梅ジュースになるよう皆で「美味しくなーれ」のおまじないです。
毎日転がして、砂糖が溶けたら飲み頃です。

完成した梅ジュースが飲める日を楽しみに待つ子どもたちでした。

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