この日、風組(年長児)の11月の誕生会が行われました。今回の調理活動は“ピザ”です。誕生者の子どものお母さん4人と、お手伝いのお母さん2人の計6人が加わり、子どもたちと一緒に生地作りから始めます。
分量をひとまとめにして、それにお湯とオリーブオイルを加え、お母さんたちが捏ねていきます。その間ボウルが動かないように、子どもたちがしっかりと押さえていました。
捏ね終わった生地は発酵へと進みます。発酵を待つ間、子どもたちはピザの具材を切っていきます。この日の具材はピーマン、トマト、ベーコン、ソーセージ、サラミ、パイナップル、コーンの7種のミックスピザです。
具材を切り終えた子どもたちは、すべり台前に準備されたテーブルまで自分たちの椅子を運びます。その頃お母さんたちは発酵を終えた生地を切り分け、丸く整えていました。
子どもたちにそれぞれピザ用のお皿が配られました。そのお皿の上で生地を薄く伸ばし、広げていくのですが、「全然伸びないー!」 「穴があいちゃったー!」など、苦戦している子どもたち。そこで先生は、「いきなりは伸びないから、少しずつ少しずつ丁寧に広げていくんだよ。薄く伸ばすと生地がパリパリに焼けて美味しくなるからね。」と伝えます。
そして広げた生地にトマトソースを塗り、切った具材を乗せていきます。「色んな具材を乗せて、誰が食べても美味しいと思うようなピザにしようね。」と先生。子どもたちは、思いをめぐらせながら具材を乗せていきます。
釜の火は、お母さんがおこしてくれていました。トッピングのチーズがたっぷりとかけられたピザを、手早くドラム缶で焼き上げていきます。
具材が落ちないよう、大きな口でピザを頬張る子どもたち。
「カリカリに焼けてる!」
「こんなにチーズが伸びるよ!」
「もう4枚も食べたよ!」
と、仲間やお母さんと顔を見合わせ、笑顔が溢れます。
暖かい日差しの中で行われた11月の誕生会。
たくさんあったピザはあっという間になくなりました。