2学期からたてわり活動が始まります。
たてわり活動は、花組(年少児)・鳥組(年中児)・風組(年長児)が混ざってグループを作り、一緒に遊んだり、食べたりすることを通して子どもたちの関係を広げていきます。
第1回目は、担当の先生と仲間たちの顔合わせと、風組が育てたさつまいもを蒸かしてもらい、みんなで食べます。
朝、風組は花・鳥組に食べさせてあげるために、さつまいもを丁寧に洗います。
さつまいもを洗い終わると、濡れた床をきれいに拭く子どもたち。
全園児が中庭に集まったところで、天野先生からグループの発表です。担当の先生のところに集まります。
不安そうな花組にそっと手をつないであげる風組の子どもたち。
それぞれのグループに分かれ、まずは手遊びをして緊張をほぐします。
緊張がほぐれたところで自己紹介をし、自分のマークや好きな食べ物などを言い、仲間との共通点を見つけていきます。
その後、お母さんたちが蒸かしてくれた、ふかし芋をみんなで食べました。
「おいしいね!」「甘いね!」
美味しさをみんなで共有して、グループ意識は作られていくのです。
3. 幼児期の食生活と大人の責任
設立当初700坪だった風の谷幼稚園の敷地面積は現在4000坪にも及ぶ。これは校舎建設時の借金を返済しながらも、園長が「10年間無給」を貫き、寄付や父母の協力によって毎…