秋晴れの空の下、11月恒例のさつまいも掘りが行われました。
畑へ向かう途中の尾根道では「スイートポテト作ってもらう!」「天ぷら食べたい!」など、元気な声で足取りも軽い子どもたち。あっという間に畑に到着です。
掘り方の説明を聞いた後は、我先にとそれぞれの畝を掘り進めます。
蔓を掴んで思いっきり引っ張り・・・あれ?ない。スポンッと抜けた蔓だけが手に残ります。
これは鳥組(年中児)が担当した畝の様子。今年は悪天候が続いたためか不作の畝もあり、芋が細くなかなか見つからなかったのです。
それならば土の深くにあるかもと、深く深く掘っていく子どもたち。
「あったー!」
「土がかたーい!」
「ここにあるのに抜けなーい!」
「手伝ってー!」
あちこちでさつまいもと格闘している声があがったのでした。
ずっしりと重いリュック。
よたよたと立ち上がり、一歩一歩踏みしめながら園を目指します。
デッキで計量した後は、掘りたてのさつまいものお味噌汁が振る舞われます。
園で待っていたお母さんたちが、お昼に合わせて作ってくれたものです。
頑張って持って帰ったさつまいもは、子どもたちにとって格別な味だったことでしょう。
9. 受験なんて「いも堀り」よりは簡単だ
「このお芋を幼稚園まで自分で背負って帰るんだよ!」と背負わせてみると、芋が持ち上がらず、立てません。しばらく考え、小さな芋をいくつか選び減らしていました。す…
3. 幼児期の食生活と大人の責任
設立当初700坪だった風の谷幼稚園の敷地面積は現在4000坪にも及ぶ。これは校舎建設時の借金を返済しながらも、園長が「10年間無給」を貫き、寄付や父母の協力によって毎…