待ちに待った焼き芋の日、収穫が終わったばかりの大根畑で行いました。
風組(年長児)は朝から二手に分かれて焼き芋の準備で大忙しです。
全園児分のさつま芋を洗う組と、
集めた落ち葉を園から畑まで運ぶ組、
どちらも休むことなく、おいしい焼き芋のためにせっせと働きます。
畑では朝早くからお母さんたちがたき火の用意。
段ボール、枯れ枝、いらなくなった木材、ベニヤ板、そこへ枯葉をくべて灰を作ります。
こんなに大きなたき火ができるのも、地主さんや近隣のみなさまのご理解があってのこと。本当にありがとうございます。
ひと仕事を終えた風組。今度は花組(年少児)、鳥組(年中児)を呼びに行き、グループごとにさつま芋を包みます。
芋はまず水で濡らした新聞紙でくるみ、それをさらにアルミホイルで包みます。新聞紙がちぎれやすいので、花鳥風組の三人一組を作って作業をします。
焼き芋の準備ができたら、さあ出発です。
雲ひとつない青い空に白い煙が高く上っていくのが見えてきました。
たき火のにおいも風に乗ってやってきて、気分は盛り上がります。
畑にはオレンジ色の炎と、もうもうと立ち上る白い煙。
パチパチとたき火のはぜる音が静かに響きます。
たき火に向かって芋を投げ入れます。
たき火の近くはとっても温かい。でも風向きで煙がやってくることも。
「うわぁ、目に染みる」「くさい!!」思わず顔をそむける子どもたち。「こういうときは”けむい”って言うんだよ~」と先生が教えてくれました。
焼き芋が焼けるまでの間は、グループごとに分かれて遊んで待ちます。
たんぽぽ広場で斜面をゴロゴロ転がったり、
じゃんけん列車をしたりしている間に・・・
お待ちかねの焼き芋が焼きあがりました!
焼きたてのお芋は熱々なので、トレーナーで受け取ります。
焼き芋は畑の周りに座ってみんなで食べました。
「甘ーい!」という声があちらこちらから聞こえてきます。
たき火の温かさやパチパチという音、青空に立ち上る煙やその匂い、大きくなった子どもたちの心の中に、焼き芋と聞くとその情景が懐かしく思い出されるのでしょう。