風の谷幼稚園の運動会には、年長児による「走り縄跳び」という種目があります。
2週間にわたる運動会の取り組みが始まると、園内のあちらこちらで様々な跳び方に挑戦している風組(年長児)の姿が見られました。
前跳びから始まり、後ろ跳び、駆け足跳び、さらには仲間と一緒に跳ぶ二人跳びなど、様々な跳び方に取り組んできた風組の子どもたち。
思うように跳べなくても、諦めずに何度も何度も挑戦する姿を日々見守ってきた花組(年少児)・鳥組(年中児)の子どもたちは、運動会当日、全力でトラックを駆け抜ける風組を憧れの眼差しで見つめていました。
「いつか自分たちも!」と思っていた鳥組の子どもたちに、跳び縄が渡される日がやってきました。
ずっと憧れていた跳び縄です!先生から自分のマーク印が付いた跳び縄を受け取り、目を輝かせる子どもたち。
まずは縄のほどき方と、結び方を教えてもらいます。
一人で縄が結べるようになったら、中庭に移動していよいよ縄跳びに挑戦です!とは言っても、いきなりすぐには跳びません。まずはみんなで輪になり、風の谷恒例「縄跳び体操」から始めます。
「ひじは曲げないよ」という先生の声掛けを意識しながら、右手、左手、そして両手…と、何度も何度も肩を回す子どもたち。
さぁ、これで準備OK!いよいよ跳び縄を持って跳んでみます!
実際に跳んでみると、あちこちから「またひっかかっちゃった!」「跳べない!」の声が。
風組の姿を見て、跳びたい気持ちに胸を膨らませていただけに「あれぇ??どうして跳べないんだろう?」と戸惑う子もいます。
初めは出来なくて当たり前!
これから一人一人の挑戦が始まります!
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