暑さが和らぎ、秋の気配が近づいてきたこの日、
風組(年長児)が稲城市若葉台へ栗拾いに行ってきました。
栗農家さんからはじめに説明を受けます。
「栗は、『栗もぎ』とは言わないでしょう。『栗拾い』だから落ちている栗を拾うんだよ。落ちているのが一番おいしい栗だからね」と聞くと
「わかった!」と子どもたちは一斉に拾い始めました。
イガに入った栗は、しっかりと足で挟んで開き、トングで栗を取り出します。
みんなの拾った栗を集めると大きなかごいっぱいになりました。
子どもたちが拾ってきたたくさんの栗は、その日のうちにお母さんや先生達が皮を剥き、子どもたちが大好きな栗ごはん用に甘く煮ます。
そして翌日には全園児に栗ごはんが振る舞われました。
大きな栗がごろごろ入った栗ご飯に「美味しい!」「おかわり!」の声が続出。
秋の味覚を思う存分堪能した子どもたちでした。
3. 幼児期の食生活と大人の責任
設立当初700坪だった風の谷幼稚園の敷地面積は現在4000坪にも及ぶ。これは校舎建設時の借金を返済しながらも、園長が「10年間無給」を貫き、寄付や父母の協力によって毎…