風の谷幼稚園の各教室へ向かう通路は狭い作りになっています。

親子1組通れるぐらいの通路
この様な狭い通路が幼稚園内にいくつかあります。
特に雨の日に通路の狭さを実感します。
傘を閉じても、たたまないで通ると、すれ違う人が自分の傘の水滴でぬれてしまいます。
そのため通路の一番手前で傘をたたみます。

通路に入る前に傘を閉じてたたんでいる子ども
自分で傘をたたむことが難しい月齢の子どもでも、親が見本になり、「傘をたたまないとすれ違う人が濡れちゃうからたたもうね」と声掛けをすることで、傘をたたむ意味がわかり、身についていきます。

「周りの人に雨がつかないように傘をたたもうね」
また、狭い通路では「どうぞ」「ありがとう」といった言葉のやりとりもうまれます。
相手に配慮する『仕掛け』として作られた狭い通路。
「赤ちゃんを抱っこしているし少し待っててあげようね」などと子どもに声をかけることで、日頃の行動を通して、ごく自然に、相手を思いやることのできる心の動きを大切にしています。