種まきから約1ヶ月が経ちました。これまで草取りなどの畑仕事を続けてきた鳥組(年中児)。今日はいよいよ収穫の日です。
梅雨の晴れ間のなか、軽い足どりで畑にやってきた子どもたち。最後の虫取りを終えると、さっそく収穫を始めます。
小松菜は茎が折れないように束ねて引き抜きます。二十日大根は根元を持って引っ張ると、丸々と育った赤い根が出てきました。
すべての収穫を終えると、6個のカゴがいっぱいになりました。
「自分たちで育てた野菜がどんな味か、食べてみたい?」という先生の問いかけに「うん!」と答える子どもたち。教室に戻ってみんなでかじってみることにしました。
デッキで輪になった子どもたちの前に、二十日大根が運ばれてきました。土を洗い落とした二十日大根は、つやつやした赤色。子どもたちは興味津々といった様子で、ひとりひとりに配られるのを待ちます。
「いただきます!」の合図ですぐにかじる子もいれば、仲間の様子をそっと見つめる子も。さて、どんな味でしょうか?
ひと呼吸おいて、あちらこちらで「辛い!」という声があがりました。見た目は赤くて美味しそうでしたが、子どもたちが想像していた味と違ったようです。
残りの野菜は先生が仕分けをして、子どもたちが家に持ち帰りました。自分たちが育てた野菜の味を、家族と味わったことでしょう。