久しぶりに秋晴れとなったこの日、鳥組(年中児)は畑仕事に出掛けました。
先日、ふたばが出ていたことをとても喜んでいた子どもたち。
今回は間引きをすることにしました。
「間引きは何をすることだか覚えている?」
「間の芽をとること!」
「大きくなれるようにするんだよね?」
先生の問いかけに、子どもたちは口々に答えます。
「そうだね!大きく育つために、少し芽を減らしてあげるといいんだよね!」
先生が手本を見せます。
早速作業に取りかかります。
今回は、9月から入園した新しい仲間も一緒です。
「柔らかいところは畝だから入ってはいけないよ」
「歩くときはかたいところを歩いてね!」
「カゴに入れるときは、向きを揃えるんだよ!」
いつも以上に張り切る子どもたちです。
間引きを終えると、きれいに雑草を抜きました。
幼稚園に帰ると、先生が間引き菜のお味噌汁を作ってくれました。
お弁当と一緒に「いただきまーす!」
「先生、このお味噌汁すっごくおいしいね!!」
たくさんあったお味噌汁はあっという間になくなってしまいました。
3. 幼児期の食生活と大人の責任
設立当初700坪だった風の谷幼稚園の敷地面積は現在4000坪にも及ぶ。これは校舎建設時の借金を返済しながらも、園長が「10年間無給」を貫き、寄付や父母の協力によって毎…