軒先に吊るしてある干し柿が食べごろになりました。
昼休み、お弁当を食べ終わった子どもたちが集まってきます。
調理室前で待っている天野先生の前に「干し柿ください!」と列を作る子どもたち。風の谷の冬の風物詩です。
「おいしい〜!」「あまいね!」
とゆっくりかみしめながら味わって食べています。
吊るされた渋柿を見上げては、「もう食べられるかな」と期待に胸を膨らませていた子どもたち。
待ちに待った干し柿を手にした顔はとても嬉しそうでした。
3. 幼児期の食生活と大人の責任
設立当初700坪だった風の谷幼稚園の敷地面積は現在4000坪にも及ぶ。これは校舎建設時の借金を返済しながらも、園長が「10年間無給」を貫き、寄付や父母の協力によって毎…