前日の夜、しとしと降っていた雨も朝にはからっと晴れ、絶好の芋掘り日和となりました。
教室の机の上に新しいリュックが用意され、笑みを浮かべる子どもたち。
登園するやいなや、先生の前には列ができ、1人1人肩紐の長さを調節します。
準備ができたら、いざ出発!
じゃがいも畑は園から1.5キロ離れた場所にあり、尾根道を歩いていきます。
最初に到着したのは風組(年長児)。
今年は大豊作!どんどん茎を抜いて、土の中の芋を掘りおこして袋に詰めていきます。
袋いっぱいのじゃがいもを荷物置き場まで運ぶのも一苦労…
続いて花組(年少児)が到着!
ゴロゴロと出てくるじゃがいもを、小さな手でしっかり掴んで袋に入れていく花組。
そして、最後は鳥組(年中児)。
全園児が掘り終わると、子どもたちは芋の入ったリュックを背負って園に戻ります。
帰り道は、風組と花組が手をつなぎ、鳥組は仲間と一緒に帰ります。
園に着くと、自分で掘った芋の中から一つ選び、ふかし芋にしてみんなで一緒に食べます。
”自分で掘った芋を自分で背負って園まで戻ってきた”という経験が、きっと子どもたちの
自信につながることでしょう。
風の谷流芋掘り
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