柿もぎ

この日風組(年長児)は、稲城市にある梨花幼稚園の柿畑で柿もぎをしました。

梨花幼稚園までは行きも帰りも電車で、乗り継ぎもあります。
小田急線で栗平から登戸、南武線で登戸から稲城長沼まで行きます。南武線はかなりの混雑でしたが、邪魔にならないよう静かに乗り降りする子どもたちです。

稲城長沼から梨花幼稚園の柿畑までは歩いて行きました。

柿畑に着くと、園長先生が出迎えてくれました。
柿もぎしやすいようにと子ども用の台も用意してくれました。

園長先生がはじめに柿取りの道具について教えてくれました。
竹の割れた部分に、柿の枝を下からすくうように入れて手をクルリとねじることで、柿を簡単に採ることができるそうです。

「竹の先が割れているのがわかるかな?柿の枝をここに挟むんだよ」
「くるっと回すだけで柿も落とさず採れるよ」と
採るところも見せてくださった園長先生。

早速子どもたちも柿をもがせてもらいます。
台に乗っても手が届かない時は、先生が枝を引っ張ってくれたり、抱っこしてくれたり肩車をしたりと手伝ってくれました。

「自分でもいだ分だけ持って帰っていいよ」と園長先生が言ってくださり、袋いっぱいに詰めていた子どもたちです。

その後は梨花幼稚園のホールを貸していただき、中でお弁当を食べました。
初めて入る部屋に「きれいだね」「大きいね」「何をする部屋かな?」と興味津々な様子です。

「沢山もいだからお腹が空いちゃった!」とお弁当を頬張る子どもたち。

食べ終えたら先生に俳句を教えてもらいました。

「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規」

帰りにお世話になったお礼を込めて、園長先生に歌をプレゼントしました。

子どもたちの歌声に「とってもいい声でびっくりしたよ。」
「今度音楽の会に行きたいなぁ」と園長先生

最後に園長先生にお礼を述べて、梨花幼稚園を後にしました。
風の谷の子どもたちのためにと、たくさんの柿をもがせて頂き、近年ではなかなか出来なくなっている経験をたくさんさせていただきました。

このような豊かな経験こそが、子どもたちの想像力を育てます。

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