紙工作は鳥組(年中児)における重要な活動の一つです。はさみを使う活動の導入として切り紙からその活動がスタートしました。

先生が教室の中で円盤を飛ばして見せました。「わー」と子どもたちの大きな歓声が上がります。

「花組(年少児)の時にお店屋さんごっこで買ったやつだ。」と花組の頃、鳥組のお店屋さんごっこの時に買ったものだという事を思い出しました。
円盤を作るには“まんまる”であることが大切です。「どうやったら“まんまる”が書けると思う?」と先生が聞きます。
「ゆっくり書く」「集中して書く」「下から横通って上通って書く」「丸いものをなぞって書く」色々な考えが出てきました。
実際にホワイトボードに書いてみますが、どれも納得のいく丸にはなりません。


そこで、先生が“まんまる”にかける方法を教えます。

糸を輪にして画鋲の針にかけ、
ピンと張るようにして、鉛筆で丸を書いていきます。
いざ書き始めると、糸が緩み丸が歪んで、思ったような丸にならないこともあります。上手くかけなかったら消しゴムで消してやり直します。「次消しゴム貸して」「消しゴムとって」など仲間同士でのやり取りも多くなります。先生は「わからなかったら、まずは仲間のを見たり、聞いたりしてみるといいよ」と伝えます。

見られるようになりました。

“まんまる”が描けたら、使った道具は元に戻し、次ははさみで切っていきます。「ハサミは動かさず、紙を動かしていくと上手く切れるよ。」と先生。

最後に輪ゴムを引っかける小さな切り込みを入れ、マジックで色を塗ったら完成です。


後日、今度は円盤入れを作り、円盤を入れて近くの公園まで飛ばしに行きました。

青空と新緑の中、仲間と何度も飛ばし合いっこをして、勢いよく飛ぶ円盤にみんな大満足でした。
この後、紙工作は、笠帽子づくり、コップ作りへと続いていきます。


