5月も終わりに近づき、暑い日がだいぶ多くなってきた頃、毎年恒例の羊のきんちゃんの『毛がり』が行われました。

毎日の子どもたちの楽しみ「えさやり」も今日はなしです。
全学年が中庭に集合し、きんちゃんの毛刈りの開始です。作業は、毎年お世話になっている島田動物園(きんちゃんの生まれ故郷)園長の島田さんです。
島田さんから羊の毛は生え変わることが無いため、きんちゃんの健康のためにも毛刈りをするんだという説明があり、いよいよみんなが集まっている中庭にきんちゃんが登場しました。

髪の毛伸びたら切るよね。」と子どもにもわかりやすく説明してくれます。

階段を下りるのをためらいます。

島田さんはきんちゃんを軽々と横にし、後ろ足からバリカンを入れていきます。



40年間も愛用しているものだそうです。

だんだん気持ちよくなってきたのか、静かになりました。

最後に顔の周りの毛を刈って、毛刈り終了です。

島田さんは今年もきんちゃんの良質な羊毛の状態、お尻の肉付きなどから大切にされて、健康に過ごすことができていたようだと説明してくれました。

太っている痩せてきているなどの健康状態も把握できるのだそうです。
刈り取った毛は、鳥組の時からお世話をしていた風組がフェルトボールやポシェットにしていきます。

きんちゃんの毛は触ると脂が手につきますが、
この脂肪は、良質な化粧品の材料にもなるそうです。
毛刈りが終わったきんちゃんは小屋に戻り、食事です。

ヤギのようになったきんちゃん。これで暑い夏も無事、涼しく元気に過ごせそうです。
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