3学期の中心的な活動は劇づくりです。風の谷幼稚園の劇づくりは、題材を選ぶところから始まります。
風組(年長児)になると新学期スタートと同時に民話の読み聞かせをし、その中から子どもたちが劇にしたい「題材」を選ぶことにしています。
風1組は「やまんばのにしき」、風2組は「島ひきおにとケンムン」に決まりました。(※下記参照)
題材が決まってから風組の子どもたちは、どんな場面で構成するかを話し合い、登場人物の気持ちを考え、その気持ちを表現することを考えてきました。仲間や先生からのアドバイスを受けて、より良い演じ方を考えていく子どもたち。登場人物の「心の動き」をどう表現していくか、発表の直前まで話し合いを重ねてきました。
そして今日は花組(年少児)と鳥組(年中児)に劇を観せる日です。ホールには舞台が設置され、“風の谷劇場”の開幕です!
風1組「やまんばのにしき」
風2組「島ひきおにとケンムン」
風1組は5場面、風2組は7場面から構成され、場面が変わるたびにホールが暗転します。
しかし、真っ暗になると観客(花・鳥組)から話し声が…。
先生から「暗い時も劇なんだよ、静かに待たないと風組は悲しいよ。」と言われると、静かに観ていることができました。
初めて大勢の観客の前で演じた風組の子どもたち。
一人一人、精一杯演じ切りました。
劇が終わると衣装のまま、たてわり活動で一緒の仲間と集まりました。
劇の場面を再演する風組。
「おもしろかった!」「またみたい!」「本当に泣いてるみたいだった」と風組に感想を伝え、みんなでお弁当を食べました。
30. 園児が演技に感情移入するまで(劇作り・後編)
嵐の翌日、村を捨てる覚悟を決めた村人たち。「村人たちは、このとき、どう思っているのかなぁ」と聞くと、「木を切った“たたり”だと思っている」「ケンムンの木を切ら…
29. 年長児の「相手を説得する力」 (劇作り・前編)
3学期に入ってから、たくさんの民話を読んできました。民話の世界に入りこみ、村人たちのおかしさに一緒になって笑ったり、悲しさに浸ったり、思いに共感したり・・・….