秋分が過ぎ、少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。
朝から時折雨の降るこの日、風組(年長児)の子どもたちが栗拾いに出かけました。
栗畑に着くと、まず拾い方の説明を聞きます。
栗は熟すと自然に木から落ちます。
落ちている実を拾うから「栗拾い」。
「木になっている栗じゃなくて、落ちている栗を拾うんだね!」と張り切る子どもたち。
トングを手にさっそく栗を探し始めます。
イガに入っている栗は、両足でイガを押さえて広げ、トングで取り出します。
気が付くとカゴはいっぱいに。
歩くと栗がこぼれ落ちそうです。
子どもたちが拾った栗をすべて集めると、用意した大きなカゴに入りきらない量に!
「今年は天候の影響で豊作ではない」そうですが、畑を訪れたタイミングが良かったようです。
園に持ち帰った栗はすぐに皮を剥き、甘く煮ます。
翌日、全園児でその栗を使った「栗ごはん」を食べました。
「おいしいね!」と笑顔になる子どもたち。
秋の味覚を堪能したのでした。
3. 幼児期の食生活と大人の責任
設立当初700坪だった風の谷幼稚園の敷地面積は現在4000坪にも及ぶ。これは校舎建設時の借金を返済しながらも、園長が「10年間無給」を貫き、寄付や父母の協力によって毎…