2学期から始まった『たてわり活動』。3学期は先生ではなく風組(年長児)が中心となって進めます。活動の1つに冬の遊び会があります。風組が準備した遊びを、花組(年少児)、鳥組(年中児)の子どもたちに教え、一緒に楽しむ会です。
各グループごとに遊ぶ場所が違うので、風組が花、鳥組を教室へ迎えに行き、自分たちの場所へ連れて行きます。
風組が用意した遊びは全部で14種類!
「遊び開始!」の合図とともに、花、鳥組はやりたい場所へ移動します。
一番人気は『パッチンがえる』です。切り込みを入れた厚紙に、ゴムを交差させて引っ掛けます。
ゴムが表にくるように折りたたみ、手を離すと勢いよく飛び跳ねるものです。
作り方がわからない子、戸惑っている子には風組が声をかけて一緒に作ります。
そんな中、教室の外には椅子にかけられたままのゴム跳びが。子どもたちが来るのを待っていた風組でしたが、どうやら他の遊びに夢中で誰も気がつかないようです。そこで、声がけ作戦をすることにしました。
「ゴム跳びで楽しい遊びをするから、こっちにこない?」
声かけ作戦大成功!
その他にも、お手玉、坊主めくり、手回しコマ、だるま落とし、すごろく、羽根つき、あやとりを楽しんでいました。
次回の冬の遊び会は、子どもたちで美味しいものを作ります。さて、何を作るのでしょうか?お楽しみに!
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